現代書作家協会

現代書作家協会展

ABOUT 現代書作家協会について

会長ご挨拶

日頃より現代書作家協会の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、第57回現代書作家協会展より、齊藤華秀前会長の後任として会長を拝命いたしました利根川秀佳でございます。
57回という歴史ある書展で、このような大役を仰せつかり身の引き締まる思いですが、現代書作家協会の更なる発展に力を尽くす所存です。

さて、第57回現代書作家協会展においては創作書部門が創設されました。現代書作家協会展には、56回展までは臨書部門と現代書部門があり、出品者の皆様はそれぞれが独立している部門である、と思われている方が少なくないのでは、と感じます。
「書の古典を研鑽し習得する事が現代書を含む全ての原点である」これは現代書作家協会の信念です。

臨書とは全ての書の基本が網羅されており、臨書で学んだ筆法を活かし、自由な書体で楽しく書ける創作書へ、そして最終的に文字性・非文字性に関わらず線と空間の芸術を追求する現代書へと繋がる、このような書を学ぶことが出来るのは現代書作家協会展の何よりの強みであります。
是非とも皆様には臨書から創作書、そして現代書へとチャレンジしていただき、ご自分の才能の新たな発見をしていただきたいと考えます。

現代書作家協会展では地方巡回展として、第2回京都展【2025年11月28日(金)~30日(日)】と、今年度より新たに仙台展【決まり次第HPにて日程をおしらせします】を予定しております。
出品者の皆様が、現代書作家協会展に出品したい、と思っていただけるような書展にしていく事が私の使命と考えております。どうぞ皆様、これからの現代書作家協会展にご期待ください。

2025.4.1
現代書作家協会会長 利根川秀佳

GREETINGS

Thank you very much for your understanding and cooperation in the activities of the Contemporary Calligraphy Writers Association.
I’m Shuka Tonegawa, I became chairman of the Contemporary Calligraphy Writers Association from the 57th exhibition, succeeding the previous chairman, Kashū Saitō .
I am honored to be entrusted with this important role in the historic exhibition. I am committed to the further development of the Contemporary Calligraphy Writers Association.

Creative Calligraphy Division will be established at the 57th Exhibition of the Contemporary Calligraphy Writers Association.
Until the 56th exhibition, we had Classical Calligraphy Division and Contemporary Calligraphy Division. I feel that many exhibitors may think that each is an independent department.
“Studying and mastering the classics of calligraphy is the starting point for everything, including modern calligraphy.” This is our belief.

Classical Calligraphy covers the basics of all calligraphy. The greatest strength of our Exhibition is that you can learn calligraphy that will lead to Contemporary Calligraphy, which can be enjoyed using any typeface, by making use of the brush strokes learned in Classical Calligraphy, and even to Contemporary Calligraphy, which pursues the art of line and space, regardless of whether it is written or non-written.
We hope you will challenge yourselves Classical Calligraphy, Creative Calligraphy, and Contemporary Calligraphy, and discover new talents within yourself.

We will be holding the 2nd Kyoto Exhibition as a local traveling exhibition. Also, starting this year, we will be holding a new Sendai exhibition. Those dates will be announced on our website.
I consider it is my mission to create the exhibition of the Contemporary Calligraphy Writers Association that everyone will want to exhibit at.
Please look forward to the future of the Contemporary Calligraphy Writers Association.

Shuka Tonegawa 

Chairman, Contemporary Calligraphy Writers Association

現代書作家協会50年の歩み

現代書作家協会は昭和43年1月に武士桑風など6名の前衛書家を中心に設立されました。
設立の大命題は[現代書の創造]であり、その理念は、文字性を第一とせず、点、線の軌跡、形体の妙、空間との調和などを通して内的世界を表現し、幅広い造形美を目指すものでした。以来、武士桑風の提唱する「それぞれに作家たれ」の意識のもとに活動を続けております。
作品の発表の場として昭和43年5月に第1回現代書展を開催し、それ以降毎年1回公募展として開催してまいりました。

一方で、書の古典を研鑽し習得することが、現代書を含むすべての書の原点であるとの信念に基づき、中国、日本の古典の臨書に力を注いでおります。
その成果の発表の場として第1回現代臨書展を同じく昭和43年に開催、甲骨文から始まり、篆書、隷書、楷・行・草書、仮名の各分野から76種(現在)を指定碑法帖として毎年公募展として開催してまいりました。
全国から多数の出品をいただき、特に近年は小中学生の参加が増え、書道の明るい未来を感じております。

武士桑風について

群馬県出身、比田井ひだい 天来てんらいに師事 前衛書道(墨象)の分野で新境地を開拓。
毎日書道展の設立に参加し、現代書作家協会代表、全日本書道連盟顧問などを務めました。
代表作【神話】【竜神伝説】

武士桑風20年史より

私たちの発表する作品は、その道程の時点、地点でとらえたもの、その時点、地点での主張でなければならない。作品のなかには、超時間的、超空間と思えるものがあるかもしれない。それも私たちは歴史的必然法則のなかでの発展と思う。

私たちの発表する作品の形にひそむ生命が、私たち自身であり、作品がより人間的でありたいと願っている。それは書表現がとりもなおさず人間形象であるからである。

武士桑風先生が語られたこと

この会の創立者・武士桑風は、昭和43年(1968)、表立雲、千代倉桜舟氏らと共に現代書作家協会を創立し、同年五月、銀座にあった東京セントラル美術館で第一回『現代書展』を開催しました。

開催に当り、武士桑風は、「古典の神秘に参入して現代の書を創造する。」という大命題をかかげ、次のように語っています。

「私たちの作品は、私たちが ‘今’ という時点でとらえたものでなくてはならない。」
「現代とは何か、現代の表現とは何か。私たちはそれを歴史の必然的な発展の法則のなかに求め、新しい道をさぐっているのである。」
「私たちの発表する作品は、その道程の時点、地点でとらえたものの主張でなければならない。」

さて、この大命題に向けて半世紀以上を費やしてきた現代書作家協会でありますが、果たしてどれだけその大命題に近付けたでしょうか。その評価はいずれ歴史が下すことになるでしょう。
今という時は続き、継続中で有り、現代書作家協会が会を閉じない限り大命題への道は続きます。

齊藤華秀

Message from Takeshi Sōfū

In 1968, Takeshi Sōfū, along with other calligraphers such as Hyōryū Un and Chiyokura Ōfune, founded the Contemporary Calligraphy Writers Association. In May 1968, they held the first “Contemporary Calligraphy Exhibition” at the Tokyo Central Art Museum (Ginza). 

During this time, Takeshi Sōfū held the belief of “confronting the mysteries of the classics and creating contemporary calligraphy.” He expressed the following: 

“Our works must capture the moment and essence of that particular time.” 

“What is modernity? What is contemporary expression? We seek them within the flow of history. Furthermore, we are in search of new paths.” 

“We must create works that capture what we have grasped along this journey and assert our voices.” 

Based on the thoughts of Takeshi Sōfū, the Contemporary Calligraphy Writers Association has been active for over 50 years. How close we have come to embodying these ideas will be evaluated in the future.  The present moment, ‘now,’ continues both in the past and in the future. As long as the Contemporary Calligraphy Writers Association exists, we will continue to pursue Takeshi Sōfū’s ideals. 

Kashū Saitō